ビアまささんとモバ友になろう!
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- 2008/9/5 10:46
- 『18号くんと蝉(セミ)』第三話
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『そんで、だっ誰だ!!シスコンなんて…言うヤツは!!?』
「は~い」
うぎゃぁ~また、佐藤だよ
しかも初号機だ…
「なっ…やっぱイケナイメンズだろ」佐藤3号くん
「そおかもなぁ~」
鈴木か?
鈴木何号だ…おめぇ…は…
くっ…くそっ…怒りたい…
それより、あれだ
佐藤一家と鈴木一家…いつの間にか、和解してる……
俺の力かな…?
『佐藤一家と鈴木一家が和解したようですね。ハイハイ、そんじゃ次の質問』
そんな中、佐藤一家と鈴木一家の紛争に参加していなかった、鈴木18号くんが寂しそうに手を上げた
鈴木…18号って…
何人いるんだ…数えるか?
ま…いいか。
次の質問にしよう
『鈴木18号くん。どうぞ。』
「……人が死ぬって、どういう事ですか?」
…えっ!?
とっ…ととととと…とと突然過ぎないか……
18号くん…ちょってあれだよ
初日から究極の質問では…
つか…そそっそんな質問の…答考えて来てないよ……
北山 神…危機一髪!?
18号くん…却下だめだよね?
とりあえず、詳しく話を聞いてみると…
18号くんのお爺ちゃんが、病気で動けなくなったらしく、もうすぐ亡くなると言う事だった……
71歳か……
あと1、2週間……
『そっか。難しい質問だね。』
感受性が強く、心も不安定な8才
僕は慎重に答える言葉を探した
モンスターなんちゃらが来るのやだし
『18号くんは、スポーツやってる?』
「うん。サッカーやってるよ」
『それじゃ、ボール蹴るときはどうする』
「そんなの足で蹴るに決まってるじゃん」
決まってるじゃん…て、なんか偉そうなんだけど
『じゃあさ、足で蹴るって考えるのは?』
「ん?頭かな…」
何の話をしてんだろうと、戸惑ってる感じの18号くん
さて…どうしよう…
クラス内静かになって来ちゃったよ…
佐藤一家も鈴木一家も
黙って聞いちゃって…
先生…緊張するじゃんか…
もうちょっとだけ
続きます…
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