クリームパイさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2010/5/17 0:45
- 遅くなりました。早く完結せねば!
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「小木ぃいいい!」
怒声を放ちながら近づき、頭を突っ伏して寝ている小木の首裏をチョップする
「せいっ!せいせいっ!!」
「ギャアアア!!!痛い!今度は何だ!?地震か!?火事か!?空襲か!?」
「寝ぼけるな!てめえ、俺の本物のまとまる君を返せ!」
「何の話だ!?さっき返したじゃないか!?アレが本物だよ!」
「嘘つくんじゃねえ!俺のまとまる君には…」
「ちゃんとお前の名前が書いていただろう!」
ここで俺はもう一度考えみた。
小木は嘘をついてはいないっぽいぞ。
「小木、電話の後調べたまとまる君は、本当にこのまとまる君なんだな?」
「そうだぜ。調べてもお前の名前が書いてあるだけで、全然普通だし。全く何がかしいのか…」
「…じゃ、じゃあこのまとまる君は、お、俺の物なんだな?」
「そうだってさっきから何回も言って…で!何で俺はチョップされたんだ!?計8回も!」
小木が耳元で何か叫んでいるが、俺はそれどころでは無かった。
…おかしい。
俺のまとまる君が…
消 え 失 せ た 。
「ちょっとー!さっきからうるさいわよ、二人とも!」
ここにきて楓登場。
「楓ちゃーん、聞いてくれよー、金田がまとまる君がどうとかこうとかで、俺いじめるんだよー」
「全くぅー!何してんのよー!消しゴムに落書きされたぐらいで!小木君が可哀想じゃないの!」
「いや、ごめん…マジで…本当に悪かったよ…」
「たっくもー、ほどほどにしてよね」
「…はい」
楓は自席に帰っていった。
小木はまた眠りについた。
さっきの会話何か違和感を感じたけど…
チクショウ…
俺のまとまる君はどこいったんだ…
ふと楓に目を向けてみた。
友人と楽しそうに喋っている。笑顔がまぶしいぜ!
…ん?机の上に見覚えがある形が…
放課後。1人忍び込む。
机の上のまとまる君を確認する。
スリーブを外していく…
か え で
やっぱりな…
「とうとうバレちゃったわね」
夕日に照らされた楓が、いつにも増して美しかった。
続く。
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