クナーボさんとモバ友になろう!
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- 2009/2/16 16:52
- 猫ねえさん
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- 平成元年冬、子猫を拾って帰ってきた。
団地住まいの私はニャーニャー鳴く彼女を置きつづける事ができず一週間後駅前の保育園に行き毛布の詰まった箱に寝かせてサヨナラした。
と思っていた。
年が明けて夜ベランダの窓から彼女は帰ってきた。
あれからすぐに保育園を脱走した彼女は少し大きくなり、当然だと言わんばかりに床に横たわって毛繕いを始めた。
その体の薄いこと、
まるで濡れたぼろ雑巾のようだ。
あんなに遠くから寒空の中よくここまで帰ってきたものだ。
いや、それよりもこの部屋を覚えていた事に驚いた。
住宅の無数に立ち並ぶ街中で迷わずに帰ってきたのはここをきちんと覚えており帰る意思があったことを明かしている。
もうおまえを手放したりしない。
今日は2月3日、
おまえの名前はふみちゃんにしよう。
猫の姉さんはいつもストーブを独占して微睡んでいる。
彼女を見ていると心も暖まる。
- 平成元年冬、子猫を拾って帰ってきた。