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    • 2013/10/29 20:01
    • 少女は泣いていた。
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    • 夜半の刻、噴水の前で……。
      まるで追ってくる気配を感じなくて愕然とした。
      私が悪かったんだろうか……。いいやアレはオーディが悪い。きっとそうに決まっている!
      決まっているのだ。
      そこまで思案してふっと顔を上げた。
      遠くに光が見える。町に発展途上しかけの村の中だから見えるのはおかしくない。だが見えた方向がおかしかった。
      見えたのは村の外、それも一や十ではない。数百にも上る炎の揺らめき……。
      それを見た少女は嬉しそうに笑むのだった。

      ―‐夜半

      オーディはベッドに寝そべりながら帰らぬ少女を思う。
      思うとはそういう意味ではなく単純に心配なのだ。我が身が心配なのだ。
      部屋を借りた時宿屋の主人がおかしなことを言っていた気がする。
      「お連れさんを早く連れ戻した方がいい、じゃないと……。」
      そこまで言って急に口を噤んだ、まるで何かを恐れるように……。
      その先の内容は容易に想像がついた。
      だから俺たちはこの村に……。
      「っ!?」
      僅かな痛み、しかし確実に何かが腕を思いっ切り噛み付いたような感覚。
      コレは……。
      「アルス……。お前…。」

      青年は次第に強くなる痛みに苛立ちを隠せないまま窓から飛び降りた。

      黄昏時の尻尾 3話 終了

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