KO志さんとモバ友になろう!
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- 2012/8/5 7:36
- MONSTER 【下】
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- 怪物は、 お城の中に すてきな名前を さがしに いきました。
「きみの名前を 僕にくれたら 強くしてあげるよ」
「病気が治って強くなるなら、名前をあげる」
怪物は男の子の中に はいりました。
男の子は、とても元気になりました。
王様は大喜び。
「王子が元気になった。
王子が元気になった。」
怪物は、男の子の名前が気に入りました。
お城のくらしも気に入りました。
だから、 お腹がすいても我慢しました。
毎日毎日、お腹がぺこぺこでも 我慢しました。
でも あまりお腹がすいたので、
「僕をみて 僕をみて、僕の中の怪物が こんなに大きくなったよ」
男の子は、王様も家来も みんな たべてしまいました。
バリバリ グシャグシャ バキバキ ゴクン。
あるひ 男の子は、西へいった怪物に出会いました。
「名前がついたよ。
すてきな名前なんだ」
西へいった怪物は言いました。
「名前なんて いらないわ。
名前なんてなくてもしあわせよ」
「私たちは、名前のない怪物ですもの」
男の子は、西へいった怪物をたべてしまいました。
せっかく名前がついたのに、 だれも名前をよんでくれるひとは いなくなりました。
ヨハン、すてきな名前なのに。
- 怪物は、 お城の中に すてきな名前を さがしに いきました。