shah☆69さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2025/5/17 21:37
- 後悔ナニも勃たズ
-
- コメント(1)
- 閲覧(6)
-
-
- 銀膝 Never Turning back Railway 688
「有益な情報をありがとうございます!さっそくあれこれ準備して裏取って、特報で取り上げさせてもらいます!」
9ch局のディールが謝辞を述べる。
「あそうそう、それから、銀河超特急999について調べせてもらいました。大銀河を行き来する超特急なんですね!そんな列車が存在するなんて皆目知らなくて、全く報道人として全く恥ずかし限りです。」
と頭を掻くディールだが、いつの間に調べたのか、この男こう見えて中々のやり手なのかもしれない。
「それからお礼と言っては何ですが、貴方方その999号を探してたって言ってましたよね。3日、あ失礼宇宙標準時間で5日程前、ヘリケ星で見かけたと情報を得ています。」
マジですか!
「凄いある!ありがとうある!」
「やっとコルちゃんと会えるよー!ビエーン」
拉~麺男もトントンも大興奮だ。
何とも思いがけないサプライズ、さすが報道局のネットワークだ。不思議な縁だが、やはりこの星に来て正解だった。
「うちもあちこち手広くやっていますからね。うちのエースのドーサル特派員からの最新情報です。」
っておいおい本当に大丈夫か?その名前チョイチョイ聞くんだけど、嫌な予感しかしねえんだけどw
「ドーサルのことですか?大丈夫ですよ。何たって奴はもりもりのアグレッシブガイですからね。」
んー話を盛る方のもりもりじゃないんだろうなぁ、かなり心配だ…
そして俺達は礼を言って、二人と別れた。サンセットビーチ号へと帰艦する道すがら、また頭上に現れたコウモリレーダーがうっとおしかったが、それとは別に俺達の足取りはとても重かった。
それと言うのも、逸れてしまった999号を探すのに、艦に乗せってもらっているサンセットビーチとの約束を破って、俺達の正体を話してしまったからだ。
なぜサンセットビーチが自分達の正体を明かすなとそんなことを言たのかと言うと、俺達がお尋ね者のサンセットビーチの艦に乗っているということが周りにばれれば、そのことで俺達に迷惑がかかると考えてのことだろう。それは分かっている。
しかし、リルやこの星の有機人達を救う為に正体を明かしたんだ。後悔はしていない。
それでも、彼女の気持ちを蔑にしてしまったことを、申し訳なく思っていた。
- 銀膝 Never Turning back Railway 688