shah☆69さんの日記

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- 2025/4/29 23:34
- エビフライにはタルタルソースが合うものだ
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- 銀膝　Never Turning back Railway　685
  
  「成程、と言うことはリル。トラスト大総統が撃たれた映像はフェイクものだって言うのかい？俄かには信じられないが。」
  と9ch放送局勤務のその男ディールは、俺達にコーヒーの様なものを勧めてくれた。
  
  「ひとつ質問だが、それはソースはあるのかい？面白い話ではあるが、確証がなくてはうちでも取り上げることも出来ないなぁ。」
  と顎鬚を撫でてみせる。
  
  「それは、連れてきたこの人達が話してくれて、爺様に言われてここまで案内してきたんだよ。」
  と男は俺達３人をまじまじと観察した。
  「紹介が遅れたある。私達は遠い星からの旅の者で、私は中華の白き虎、美来斗利偉・拉～面男。こちらは連れのトントンと、シャーロックある。」
  拉～麺男が口火を切った。
  
  「これはこれは。で、あの映像がフェイクだというソースは何ですか？確かなエビデンスがないと私共も困るものでして。」
  とまた顎鬚を撫でる。
  「大総統が撃たれた銃の光線の色が違うんだって。本物はｴﾒﾗﾙﾄﾞｸﾞﾘｰﾝだって、このオジサン達が言ってた。」
  ってオジサン扱いかよ、リル。かなわねえなぁ。
  
  「光線の色？いや、機械化人の大総統が現に撃たれて光線が貫通していたじゃないか。色も何も。」
  ディールはいぶかしげに首を傾げた。
  
  「機械化人間を撃ち抜ける銃は、戦士の銃だけだ。あんたは機械化人を撃ち抜ける銃を他に知っているのか？
  「何を馬鹿なことを、そんな物がこの世にあるはずがないッ！」
  じゃあ、あんたは本物の戦士の銃を見たことはあるのか？
  「戦士の銃はこの広い宇宙でｷｬﾌﾟﾃﾝ・ｱｳﾊﾟｰｼﾞやｸｨｰﾝ・ｻﾝｾｯﾄﾋﾞｰﾁが持つほか数丁しかないと聞いたことがある。まともに暮らしていれば、そんな物を目にすることはない。」
  
  その数丁の１つを俺は持ってるんだ、と言っても色々あって今は失くしちまったけどな。
  「おいおい本当か？あんたみたいなチビ…失礼、見てくれの人が戦士の銃を持っていたなんて信じられないんだが。」
  いや本当だ。戦士の銃は、俺の剣の兄弟子の丿ローさんが造った物だ。俺はその１本を譲り受けたんだ。
  「んー、どうも信用できないなー。もっと明確な証拠はないんですか？」
  こいつも、疑り深いｗ
  
  「じゃあ、幾つか質問させてもらいますよ？こちらにも守秘義務はあるんで、外には漏らしませんから。」
  と言うディールの目の色が変わったような気がした。