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    • 2010/3/2 12:21
    • 置きざりにした思い出。
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    • 久しぶりに日記を更新emoji…(>_<)

      ⇒流石に放置し過ぎた罪悪感かなemoji

      emoji以下駄文に、閲覧注意



      我が家には封を開けない一つの箱がある。

      その箱には小学生の頃のアルバムや教科書、文集様々な過去が詰まっているのだ。

      だけれど、私はそれが嫌いだ。

      恥ずかしいからではない。

      私からすればソレらは負の感情の遺物に過ぎない。

      特に文集。

      私は作文が嫌いだった。否、作文のお題が嫌いだったのである。

      「みんなのお母さん」

      確か…こんな感じのお題だったか。

      私は幼少より母というものがいなかった。

      三歳を過ぎた頃にはもう私に…母は…母は私を父を家庭を捨てた後だった。

      作文のお題は母や家庭、兄弟について書かせるものばかりだった。

      私は拙い文章と必死の想いだけで作文を書いた。そう、あたかも幸せな家庭を。

      明るい我が家を…。

      優しい母を。

      全てが大嘘だった。まるでソレが自身の願望なのか現実なのかわからないくらいに。

      実際、私の二歳までの記憶には鮮明に母の記憶があった。

      しかし…しかし致命的な欠落があった。

      母の笑顔も微笑みもそこにはなかった。

      あえて言うなれば憎悪。子を憎しみに見る瞳。振り下ろされる手。

      幼い私はしっかりと知っていた。

      私は望まれなくして生まれ落ちた命だったと。

      私にとってその箱は今も悲しみに溢れている。

      私はそれから箱を開けていない。

      その時がくるまで…私は私の中に全てを抱えていくしかないのだろう。

      願わくば世の全ての親たる人々が全ての子を愛してくれますように。

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