壱華アイさんとモバ友になろう!
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- 2015/11/23 16:23
- 森の中心でアイを叫んだケモノ
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- 押し入れの中の漫画をひっぱり出そうと
ふと奥から出てきたNINTENDO64
ご存じでしょうか?
任天堂の昔のゲーム機です
フラリと来た県外に住む姉が
懐かしそうにそれを見つけ
初代「どうぶつの森]
をプレイし始めた
姉は普段
「ゲームをしない人」であるが
このゲームは見た目の可愛さと
目的もないのんびりした内容により
かなりやり込んでいた
姉のデータも残っており
数年ぶりに帰ってきた森で
家の周りに生えた
ボーボーの草をむしったりして
まったり遊んでいた
その姿を後ろから見ていた壱華は
フッと思い出した事がある
姉はよく
元カレとこのゲームをしていたのだ
姉の元カレは
年下の壱華から見ても
「ダメな男である」
詳細は省くが100人中100人が
「早く別れろ」
と言うだろう
楽しく付き合ったのは最初の数日で
残りの数ヵ月は
別れるために費やした日々である
姉はゲームを通じて
その記憶が蘇らないので
あろうか
それとも
過去は過去として
すでに割り切ってるのだろうか
どちらにせよ
壱華はその事には触れず
そっとしておくことにした
そんなことをぼんやり考えていると
一匹のウサギ型住人が話しかけてきた
このゲームはプレイヤーが入力した
「単語」を住人が繰り返し話し
森の中の住人で流行ることがあるのだ
以前の姉は
元カレの名「ヒロシ」(仮名)
というのを入力していた...
ウサギ「ヒロシって知ってるピョン?
森の中では今ヒロシが流行ってるピョン」
刹那
姉の眉間に「ビシ!」と深いシワが刻まれ
コントローラを介さず口頭で
そう無口な姉が口頭で
『しらねぇーーよ!!!!』
突然の姉の豹変にうろたえる(ようにみえる)
ウサギ住人に感情移入した壱華は
「..私に怒られても困るピョン...」
と思った
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