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- 2010/3/29 5:39
- 旅の恥はかき捨て
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- ある連休に、フラリとドライブ旅行を敢行。
行き先は静岡県掛川市にある小夜の中山。そこには夜泣き石伝説があり、一度見てみたかったからです。
昔、東海道の小夜の中山峠を越えようと、1人の妊婦が夜遅く歩いていました。
そこに1人の強盗が現れ妊婦を斬り殺し、金品を奪って逃げていきました。
妊婦の魂は近くの石に宿ると毎晩泣いて、殺されると同時に産まれた赤ちゃんの存在を知らせたそうです。
この石は安藤広重の浮世絵『東海道五十三次』にも描かれているほど有名なので見に行きました。
国道1号線沿いのドライブイン脇にあり、その日は遅くなったので夜泣き石を一目見ると、近くの健康センターで一夜を明かしました。
次の日に訪ねたのは浪小僧伝説の地。
1人の少年が道端で妖怪の浪小僧に出会いました。
元々海辺の妖怪だけど、陸に上がったら道に迷ってしまって帰れなくなったので、海まで連れて行って欲しい、との事。
少年は親切に海まで連れて行ってあげました。
ある日、日照りで農作物が育たなくて少年が困っていると、以前助けた浪小僧が現れ、お礼に雨を降らせてくれました。
今でもこの地方では、この妖怪のお陰で波の音の聞こえ方で天気予報ができるそうです。
その記念像を見に行ってみました。
目的地にはそんな像はなく、藪に囲まれた広い空き地だけでした。
おかしいな~。この辺にあるはずなんだけど…。
車で空き地を一周しようとすると
ズボッ
何とその空き地は砂地で、雪道に埋もれるように車が沈んでしまいました
アクセルを吹かしたり、石や板を拾ってきてタイヤに当て、使わない雨合羽をタイヤに巻きつけたりして脱出を試みたけど無理でした…。
どうしよう…。誰も近くを通らないし…。 私は途方に暮れていました。
悪戦苦闘から2時間経過後、一台の車が通りかかりました。
私は藁にもすがる思いで助けを乞いました。
男性3人組は近くの乗馬クラブの職員で、ショベルカーまで用意して車を出してくれました。
助かった私はお礼を言うと記念像を目指したのでした。
後でアッタイヤに巻きつけてボロボロになったゴミ同然の雨合羽置いて来ちゃった
と気づきました。
まあいいか、旅の恥はかき捨てって事で(笑)
浪小僧の様に恩を返すどころか、ゴミをポイ捨てして来た話でした(笑)
- ある連休に、フラリとドライブ旅行を敢行。