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    • 2025/4/22 23:48
    • ガール・ウィズ・ニードル
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    • ガール・ウィズ・ニードル(2024)

      原題:Pigen med nalen

      公開日:2025/05/16

      製作国:デンマーク・スウェーデン・ポーランド

      配給:トランスフォーマー


      監督:マグヌス・フォン・ホーン


      キャスト
      ビク・カルメン・ソンネ
      トリーヌ・ディルホム
      ベシーア・セシーリ



      第一次世界大戦終結後のデンマーク。
      コペンハーゲンで夫の帰りを待つカロリーネは縫い物工場で働いていた。
      貧困から抜け出せない彼女は工場長に相談してみるのだが…


      映画館で知り合った方からお誘いを受けて試写会に行って参りました。

      もはや正気の沙汰じゃありません。
      映画自体が凶器です。(褒め言葉)
      人によっては刺し殺されるような衝撃を受けてしまうと思います。
      描写に関してはドギツイ表現はほとんどないのですが、白黒映像で綴られる「悪意」を感じ取った人にはかなり衝撃的な作品になるのではないでしょうか。
      とはいえ、上映後のインタビューで監督も答えていましたが、映像を白黒にし、ドイツ表現主義の作品を参考にしてセットを歪ませ、果てはお伽話からも着想を得るなど、現実と映画の中の虚構にきちんと境界線を設けています。
      それを感じ取れた人ならば本作の映像が持つ説得力を存分に味わう事ができたのではないでしょうか。
      濃淡のみを追求したシーンなどは目を見張る出来映えでした。

      勿論、ロケーションの選び方も秀逸。
      中でもダウマーの菓子店に向かう坂道がとんでもない!
      左右に歪んでいる石畳みの坂道が観る者に不安を与えてきます。
      ダウマーが乳母車を押して下っていくシーンでは恐怖すら覚えます。
      乳母車が下るというだけで「戦艦ポチョムキン」も頭を過り、更に背筋が凍りました。

      導入直後、主人公を共感できない人物として描いた点も良かったです。
      子供に「ネズミが出る」と言って脅し、負傷兵の夫に「出ていけ」と叫ぶ姿から「自分勝手な主人公だ」という考えが頭の中で増殖してしまうのですが、ある事をきっかけに彼女の中で変化が起こり、ラストシーンへと集約されていきます。
      救いがない実話を虚構として描き、綺麗に纏めた見事なラストシーンだったと思います。

      2枚目の写真は会場限定ポスター全7種。
      3枚目の写真はダウマー菓子店の袋を模したお菓子入り入場者特典と最近入手したムビチケです。

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