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    • 2016/9/7 20:43
    • のあ語り2
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    • 「わかりました、とりあえず痛いので離してください。」

      のあさんはまだ離そうとはしなかった、ようやく見つけた獲物を逃がさないと言わんばかりの掴み。

      私の顔をまっすぐ見続けながら……。

      「……これ捨てないので離してください、のあさんの綺麗な指が紅くなるのは見たくないので」

      私もサングラス越しに顔を見続けた。

      「……本当に?」

      まだ信じられないみたいだ、まぁ仕方ないか。

      捕まれてる手とは反対の手でポケットを探る。


      出てきたのは水色のハンカチだった、
      それを見た瞬間のあさんの目が開いた気がする。


      やっぱり気づくか……


      私はゆっくり彼女の顔から滴る涙をそのハンカチで拭った。

      「………とりあえずすみませんでした突然いなくなって」

      ゆっくりとのあさんが離してくれた。

      「馬鹿……大馬鹿!!!」

      今度は抱き着かれ私の顔が紅くなる……


      のあさんのいい香りが私の鼻を刺激すると同時に視覚も刺激が激しすぎる。


      胸元がもろに開いてるじゃないですかこの衣装……けしからん。


      「のあさんにはもっと大きい舞台がお似合いだと自分は思ってました……あんな潰れかけのプロダクションなんかにいる人じゃないと」

      俺は思い出すように話しだした。


      「パソコンのキーを打つ音が響く小さな事務所、応接室謙会議室謙マイベットの事務所……レッスン室とかレコーディングできる場所もなく他のところを借りてましたね」


      のあさんは淡々と私の語りに耳を傾ける。

      「……正直あの夜にのあさんと出会ってなかったらここにはいないですね、プロダクション立ち上げたがいいが人が集まらない上にピンと来る逸材が見つからない途方に暮れてました……」


      苦笑いを浮かべる私。


      「それで気分転換に外回りしてる間に見つけた高台にある公園に行って夜空を見ることにしたら……もう一人来客がね」

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