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    • 2019/1/23 22:47
    • トリックのきまぐれ小説(12)
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    • 登場人物

      き→きよし
      店→店員さん


      (前回からのつづき)


      一通の送信相手が不明なメール

      心臓に血流が一気に流れこんだ


      ?? 『きよしさん、遅くなりました。ご無沙汰してます。ケータイショップでお会いして誘っていただいた…』


      それは丁寧なメールだった。

      あまり派手な絵文字は使われてなく

      シンプルで読みやすく

      それでいて長文の中にいろんな話題が詰まっている

      そんなメールだった。

      バッチリとサクラの開花日も書かれていた。

      僕はすぐに返したい気持ちを抑えながら、その日の夜に返信メールを送った。

      そして意外にもすぐに返信が来た。

      メールの内容はホントに僕に届いたのか不安でしょうがなかったと…

      そりゃそうだ。

      もっと相手のこと考えてすぐ返信してあげればよかったと反省。

      改めてお詫びのメールとともに自分の休みを伝えた。

      奇跡的にもお互いの休みが重なる日があった。



      それから約1ヵ月後…

      僕は始発の新幹線で再び静岡に向かった。

      予定時間より1時間も早く着いてしまった。

      迷いながらも船越堤に向かうと…


      サクラは咲いていた。

      天気も晴れやかで絶好のサクラ日和。

      そこの公園にあるものすべて昔から変わりなく、タイヤのブランコや行列のできる滑車の遊具まである。

      懐かしい景色を見ながら周りを見ていたら、いつの間にかたくさんの猫に囲まれていた。

      きっと野良猫だろう。

      捨て猫なのかすごく人懐っこい。

      ここ船越公園は意外と広く、まだ早いだろうと思いつつも待ち合わせの大きな滑り台の場所を確認するため行ってみることにした。


      すると


      そこにはすでに彼女が待っていた。


      薄いピンクのワンピースが風になびき

      手には多分お弁当が入ってるであろう

      大きなバスケットを抱えていた。


      たくさんの猫たちとお弁当を食べながら

      気がつけば


      周りの風景は


      夜桜に変わっていた…

      (完)

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