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    • 2019/1/17 4:45
    • トリックのきまぐれ小説(3)
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    • 登場人物

      き→きよし
      店→店員さん
      友→店員の友人


      前回からのつづき


      き『もしよければ、このあと食事にでも行きませんか?』


      店『…はい』


      と、小さい声で聞こえたような気がしたと同時にその声をかき消すかのような大きな声が届いた。


      友『あれっ、○○まだいたの~?』


      僕はとっさに他人のふりをした。


      店『え、あっ…うん』


      どうやら職場の同僚らしい。僕もその女の子の顔に見覚えはあった。

      ただそのことよりも○○ちゃんて言うことのほうが気になった。


      友『早上がりでしょ?何してたの?』


      店『何してたっていうか…』


      なんだろ、この空間ものすごく気まずい。

      このまま離れた方がいいのだろうが誘いの言葉を掛けた手前、立ち去るわけにもいかない。

      が、このまま待つのもなんだかずうずうしいなとも思い…

      空気を読んで今日は帰ろうか。


      き『今日はありがとうございました。じゃあ、また』


      僕が話に割り込むと、友人がびっくりした顔で僕の方を見た。


      友『あ、ごめんなさい、も~○○話し途中なら言ってよ~』


      2人は小声でなにやら話している。

      何を言われてるんだ?

      非常に気になるが、内容は聞こえてこない。

      よく考えたら、僕のしたことってただのナンパだよな…

      勢いで声を掛けたものの、すごく恥ずかしくなってきた自分がいた。


      友人がチラチラこちらを見ている。


      帰りたい…もう帰ろうと思ったときだった。


      友『すいません、話さえぎっちゃって。』


      き『いえいえ、全然。僕が勝手に声かけて引き止めちゃって…』


      友『遅くなるなら送ってあげてくださいね!』


      き『えっ?あ、はい』


      どういうことだろう。食事に誘われたことを聞いたのだろうか?

      少なからず何かを察知したに違いない。


      友『じゃあまた明日ね!』


      店『うん、バイバイ』


      なにやらアイコンタクトをとって、友人は足早に帰って行った。


      (つづく)

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