Ф真琴Фさんとモバ友になろう!
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- 2013/12/27 0:13
- 『放浪の故(ゆえ)』
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- 天空の声は続けという。
けれど私はもう。
されど其処に意味があるならばと
仕方なく
仕方なく。
歩みは遅々として
さも何も見えていないかの様に定まらず
この手を伸ばせども
指先に触れるのは
冬の雨か涙なのか。
囚われない筈のこの目と耳は
信ずることすら辞めてしまった様だ。
何が『真実』で
何が『まやかし』なのか。
覚えているあの世界は
あの人は
真実(ほんとう)だったのか。
長い時を経た今となっては
面影も無く
知る由も無く。
けれど信じるしかないこの世界に
今こうして居ることすら
疎ましく
疎ましく。
総てを消してしまいたい衝動を
抑えては
抑えては
ゆらりゆらりと
ふらりふらりと
宛もなく彷徨うこの小舟に乗り
今日もまた限られた時間に振り回されて
ゆらりゆらりと
ふらりふらりと
何処へ何処へ。
何故に何故に。
何故に
生きていく。
- 天空の声は続けという。