Ф真琴Фさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2013/11/3 10:48
- 『両の手に』
-
- コメント(0)
- 閲覧(8)
-
-
- この両の手に
掴めるものは
いかほどのものか。
まる七年経った。
一体どれほど変わったろう。
一体どれほど変えられたろう。
七年経ったけれど
私の想いは変わらない。
七年考えたけれど
やはり納得いかない。
私には正しい選択だったとは
到底思えない。
そして。
周りは後から言うんだ。
『そんなに○○だったとは思わなかった。』って。
一応
『大丈夫?』
って言う。
言ってみる。
言っておく。
けれどその足は、
沼から離れた固い岸にしっかりと踏ん張っている。
その両手は、
後ろに隠して決して手の届かないところにある。
誰か。
誰か一人でも。
片足を沼に踏み込み、
その手を前に伸ばしていたなら。
変わっていたかも知れない。
母親が泣き続けることは
なかったかも知れない。
この両の手に
掴めるものは
いかほどのものか。
けれど。
思い出せばこの胸が焼ける様な感情は
いつまでも変わらない。
変わらない。
- この両の手に