ゴリラTHEフライさんとモバ友になろう!
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- 2009/6/22 19:10
- マザファッカー
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- 今日はシルバーバックとタイマンをはった。事の発端はささいな事だ。バナナの事について討論する最中、奴と俺との意見の食い違いが生じた。俺はバナナについて、正直少し緑がかっていても食料として成り立つと考えている。しかし奴は、完熟じゃないと口にはしないと言うのである。俺は前々から奴のそういう完璧主義なところに少し苛立ちを感じていた。更には三日に一回は河に体を洗いに行くほどの潔癖症である。奴の体に虫がついている光景を、俺はみたことがない。元来めんどくさがりの俺からすれば、奴のそういう所が目にあまった。上に述べたような不特定多数の要因が重なり、俺は遂に初めて奴に暴言をはいてしまった。「お前は完璧主義すぎる。だからナックルウォーキングしたぐらいで拳がすり減るんだよ!」と。完璧主義すぎる故の彼のナックルウォーキングでの拳のすり減り。彼はその性格のせいか、何事にも全力でのぞむ。ナックルウォーキングの例では、全力で拳を地面に擦り付けるため、彼の拳は徐々になくなっていっていたのである。完璧主義である奴は、自分のナックルウォーキングに絶対の自身を持っていた。俺に批判され、みるみる顔が赤くなっていく。短気な奴の事だ、きっとただではすまないだろう、と覚悟した瞬間、案の定奴の音速のアッパーが俺の顎目掛け繰り出された。俺は即座にそのアッパーをよけた。元々反射神経は猿一倍すぐれていて、去年のボルネオ運動会08でブッチギリの成績を叩き出していた。しかし、流石ボルネオモンスターと呼ばれているだけあって、奴の拳は物凄いスピードで俺に引き付けられた。俺は避けきれず、右下の顎部の肉がえぐりとられた。そこまでされれば流石に温厚な俺でも黙ってるわけにはいかなかった。俺は、今までの人生で最も雄々しいと言っても過言ではないドラミングを空に向かって行った。空気がはりつめる。木々がざわめき、鳥逹は一斉に飛び立った。それが開始のゴングとなった。俺は奴の腹目掛けて、強烈なキックをお見舞いした。奴はうずくまる。その隙に、俺は両手をくみ、奴の頭の頂に渾身の力を込めふりおろした。パキョッ という音がして、奴はうごかなくなった。頭からは、ドクドクと赤黒い液体が流れている。そう、奴は死んだのだ。俺は途端に寒気を覚えた。奴に暴言を吐いたことを公開した。しかしもう遅い。背中からは銀色の毛がはえかかっている。今日から俺がシルバーバックだ。