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    • 2015/2/23 0:23
    • たまには映画の話。
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    • 『春にして君を想う(Children of Nature、Born natturunnar)』という1991年のアイスランド映画があります。
      監督は、永瀬正敏さん主演の1995年アイスランド映画『コールド・フィーバー(Cold Fever、A koldum klaka)』も制作したフリドリック・トール・フリドリクソン。

      ストーリー自体はシンプルで、養老院で再会した幼なじみの男女が施設を脱走し、ジープを盗んで生まれ故郷の廃村を目指すお話。派手な台詞もなく、とくに良い人も悪い人も登場しない。あえて言うならアイスランドの大都会レイキャビクに住む娘家族の家で、孫娘が嫌がらせで大音量で鳴らすビョークがやかましいぐらい。

      人によっては泣ける映画で、実際、私も泣いた。美しすぎる後半については書かないが、私のツボはまず老婆がスニーカーを購入する場面。ガラスの靴にときめいた経験はないけど、新しいスニーカーを履く瞬間は毎回心がときめく。それが人生最初で、おそらく最後の瞬間だとしたら尚更でしょう。
      とはいえこの映画は「泣ける」が重要ではない。むしろずっと「心に残る」映像。そのキーワードは作品の後半で、かなり重要な意味を持ちます。

      面白いのは、船に乗る場面で、通過する岩場に全裸の女性が立っていたりして、2人にはおそらく精霊に見えるけれど、船乗りは「あれは幽霊だ」と言う。
      それは結局どちらでも辻褄は合うのですが、全員に「見えている」ことがやはり重要なのです。

      1984年8月、アイスランドで東京大学の地質調査隊3名の死亡事故があり、フリドリック監督はアイスランドを訪れた日本人遺族の慰霊儀式をニュース映像で見て『コールド・フィーバー』を思いついたと言います(wiki)。日本もアイスランドもともに火山島ですし、霊的なものにたいする意識ももしかすると似ているのかも知れません。

      ちなみにこの映画は予習として『ベルリン天使の詩』を観ておくと、泣きどころがひとつ増えます。

      次に書くとしたら白夜つながりでスサンネ・ビア監督の2006年デンマーク映画『アフター・ウェディング(Efter brylluppet、 After the Wedding)』かな(笑)。気が変わったらスペイン映画やギリシャ映画かも知れません。

      あと3枚目の画像はノルウェーの画家ハラルド・ソールベリの『北の花畑』です。

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