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- 2016/5/11 3:55
- さようならトム④
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- トムは、いつもの丸まった寝方をしていたので、まだ大丈夫だろうと思った。
「トム、ごめんね。少し寝るから、トムもゆっくりお休み」と体を撫でながら言うと頑張ってこちらを向いて「ヒャー」と鳴いた。
喉をゴロゴロとならしていた。
そのあと、ブリっと粗相をした。お尻を拭いてマットをかえてあげた。するとトムは悲しげな顔をしながら眠った。
ティエリの「ピャー!ピャー!」という声でハッと起きると、午後3時だった。
こんなに寝てしまうなんて…馬鹿め!と自分をせめた。
トムのベッドへ急ぐと、トムはかたくなっていた。
ミュウと大助と同じ姿で、息を引き取っていた。
でも、なぜか後悔はなかった。
死に目をみせたくなかったのかな…
と感じた。
とっても安らかな顔をしていた。
やっと痛み苦しみから解放されたんだなって思った。
今までずっと模範的に生活していたのに、粗相をしてしまうなんて一番嫌だっただろうから…
今、トムの遺体は大好きだった和室にいる。
明日葬儀屋さんが遺体をひきとりにくる。
トムは明日、ミュウと大助もいるお寺に行くんだ。
やっと、やっと苦しみから解放されて、昔住んでたアパートから一緒に暮らしていたミュウと大助に逢える。
もう寂しくないね。
トム、16年間一緒に居てくれて、家族になってくれてありがとう!!
残ったネロ、ティエリ、ダビドは、トムが動かないから心配して、ちょっと食欲をなくして元気がないけど相方さんと一緒に泣かないで、笑顔で3匹を元気づけていくから安心してください。
ダビドはずっと、トムのベッドの所に座ってトムを呼んでいるよ。
トムをおっかけまわして殴ってたけど、ダビドはトムが大好きだったからやっていたんだね。
笑顔を頑張らなきゃだけど…本当はすごく寂しい。
1Kのアパートで、相方さんが鬱病で、オラがパニック障害でメチャクチャだった時から、色んな苦難を一緒に乗り越えてくれた、ミュウ、大助トムがいなくなって本当に寂しい。
きっと絶対、トム用のご飯を作った容器や食器、床に敷くための新聞紙、体拭きのウェットティッシュとかを見たら、トムを思い出して泣くと思う。
朝起きて粗相の掃除ももう、しないのか…介護で沢山トムを触れた事よかった。
でも、でも、寂しさ乗り越えるよ。
また逢おうトム!
本当に本当にお疲れ様!ありがとう!!
- トムは、いつもの丸まった寝方をしていたので、まだ大丈夫だろうと思った。