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    • 2016/5/11 3:27
    • さようならトム③
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    • トムの粗相は激しくなっていくが、それでもトムは一生懸命生きようと、ミイラのような体でご飯を食べる。
      しかし、食べるとお腹が激しく痛くなるようで、体中の少なくなった毛が逆立つ。顔を歪ませ倒れるように横たわる。
      暫くして痛みが治まるとまた食べる。しかし食べると痛くなる。
      その姿が本当に辛そうで、毎度みるたびに涙が溢れそうになる。

      大助もそうだった。
      辛い体に薬漬けで生かされることで、苦しみが1日1日と長くなる。

      痛みさえ治まれば、どんなにトムは楽だろうか
      そのたびに薬を飲ます。
      トムも「嫌だけど、これを飲めば痛みがなくなる」とわかってきているのか、簡単に飲むようになった。

      しかし、2日前から薬が効かなくなった。
      そのため、お腹が空いて食べると激しい腹痛を味わうことになった。
      お腹が空いてるのに、食べると苦しむ。

      まともに餌が食べれなくなったトムは、空腹から、みんなが寝ている間に、テーブルの上にあったココナッツオイルを床に落として、こぼれたオイルを舐めたらしかった。
      その日から容体が悪化した。

      ベッドから起きあがらなくなり、やっとの思いで立ち上がったと思ったら、オイルまみれの体で暗い場所に行こうとする。
      最期を察した猫がする行動の、死に場所を探しているようだった。

      もう時間がない、と思い「トム!チャオチュール食べよう!!」といってあげようとしたが、一本のこっておらず「トム!急いで買ってくるから頑張れ!まだあきらめないで!」と言ってスーパーへチュールを買いに行って戻ると、さっきまで手足を投げ出していたのに、いつものまるくなった姿勢で玄関の前で寝ていて、弱々しい表情でこちらを向いた。
      トムは、帰宅した飼い主を、どんな時間だろうが必ず「おかえり!」と出迎えてくれた。
      こんな姿になっても、いつも通りのことをしてくれるのか…と、たまらなくなって泣いてしまった。

      チュールをあげると、がっつくようにトムは食べた。
      その日、5本チュールを食べた。

      粗相はしなかった。
      おしっこを数回トイレに行ってしていた。

      もしかしたら、少し調子いいのかな、と思っていたが、水を飲もうとベッドから立ち上がるとフラフラしてパタンと倒れてしまう。
      大助と同じだった。

      トムのそばにいてあげなくちゃ、と思ったが午前9時、激しい睡魔が襲って眠ってしまった。

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