‡月天使‡さんとモバ友になろう!
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- 2010/4/15 9:46
- 「彼に逢って、伝えるしかないんだ」
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「自分がみつかる」セラピー
より
◇◆続きです◆◇
彼女はもう一度、彼と逢って本当の気持ちを伝えてみようと思いはじめていた。
しかし「苦しみから解放されるには、彼に言うしかないんだ」と、そう心の中でつぶやくと、もうそれだけで胸の鼓動が速くなっていく。
「うまく伝えることができるかしら」と彼女は不安げな表情をした。
「うまく伝えようとする必要はないのよ」
彼の態度や反応を気にしてうまく喋ろうとすれば、彼女はまた言いたいことを飲み込んでしまうだろう。
「ずっと言っているように、自分の気持ちだけを見つめてればいいだけよ。彼の反応は目をつぶって見なくてもいいぐらいよ」
「そうだったわね、私の正直な気持ちをそのまま言えばいいのよね」
彼女は自分の気持ちを確かめるように言った。
「そんなに難しく考えないで。言葉を選ぶ必要もないわ。多少乱暴な言葉でもかまわないのよ」
確かにそうなのだ。
相手を責める言葉はできるだけ使わない方がいいのだが、実際には、使われる言葉よりも、自分の抱いている意識が仕草、表情、態度、声のトーンなどに表れて、それが相手に伝えるのだ。
だから感情を抑えても、心の底で「裏切ったのは許せない」と相手を責めていれば、どんなに丁寧な言葉を使おうが、伝わるのは相手を責める気持ちなのだ。
「あなたが彼に自分の気持ちを伝えるのは、彼を説得する事ではないのね。自分の満足の為にやるんだと考えてほしいの」
彼を責めたり説得するのを目標とするか、自分の満足を目標とするか。
その目標の持ち方だけでも気持ちが変わってくるのである。
気持ちが変われば、使う言葉も柔らかくなっていく。
自分が恨みから解放される為に表現する。
私はこれを目標にしてほしいと思った。
そこで私は話の焦点を変えた。
◇◆次回に続く◆◇