カツ☆さんの日記

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- 2008/5/9 12:59
- イケメンと美女二人の心のもつれ…顔写メ付
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- 僕は貧乏がわりに好きです。てなわけであほな小話とあほな動画いかせて下さい。
  。。。。。
  婆さんがいた。
  くの字に腰が曲がった婆さんがいた。
  くの字のまま婆さんは手を羽ばたかせた。
  婆さんはきっと鳥みたく飛びたかったんだろう。でも少しも飛べやしなかった。
  次に婆さんは屁をこいた。
  プープープー。
  見事に屁をこいだ。
  屁は少しも歳を取ってはいなかった。
  屁は若いままだったが、少しも飛べやしなかった。
  手を羽ばたかせたり、屁をこいだり。
  そんなことを二度三度繰り返したが、婆さんは少しも飛べやしなかった。
  諦めたのか婆さんは飛ぶのをやめた。
  いや、ちがう。
  婆さんは少しも諦めてはいなかった。
  何もしていないことを諦めたとこちらが勝手にそう受け止めただけだ。
  婆さんは諦めちゃいない。
  それはぱっと見ではわからないが、じっくり細やかに見ればわかった。
  婆さんは靴のカカトを踏んでいた。
  まだまだ諦めていない婆さんの気持ちが、婆さんの根性が、婆さんの反骨心が、靴のカカトを踏ませているのだ。
  婆さんの命をそこに見た気がした。
  まぎれもない婆さんの命をそこに見た気がした。
  ダッダッダッダッシュ。婆さんのとこの嫁がダッシュして来て婆さんになにやら話している。
  婆さんが靴をはき変えている。
  ポリポリッ。
  婆さんは照れて頭をかいている。
  ポリポリッ。
  婆さんが幼い孫の靴を間違えてはいて出て来たというオチである。
  「ニオイを嗅いで確認したんじゃがの～。わしと同じでワキノシタによく似たスッパミのあるニオイじゃたから間違ったんじゃの～」
  ポリポリッ。
  嫁は言った。
  「おばあちゃんのニオイはワキノシタじゃなくてマタノシタですよ」
  「そうじゃったか～。マタノシタじゃったか～。うっかりうっかり」
  。。。おわり。。。
  腹が少し痛い。
  僕は生きている。
  腹が少しだがずっと痛い。
  でも僕は生きている。
  この少しの腹の痛さが消えたとき、
  僕はもっとずっと生きていく。
  僕はもっとずっと生きていく。
  わけわかんなくてごめんね。
  いつもこんなでごめんね。
  じゃあまたね
  よしおしでした