両弦さんの日記

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- 2010/8/21 8:53
- 左側にはよしなし事を
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- 　見やすさを考慮するなど二流のする事だ。よって三流の僕は読点や改行をうつべきでない（一流はそもそも書かない）という極段ロンポーじみた天啓をヌメヌメした何かから受けたいま布団の上に俯せで寝転がっている。目が覚めたのは午前5時あたり。Ｎの膝元へと還ったのが2時半であるため三時間も眠ってはないのか。不思議だ。視界に異常は見られないし髪もワカメではない。布団は二重にひいてあるので寝心地は最高である。ふかふかは落ち着かない僕は果たして貧乏性なのか。たまにタオルケットが欝陶しい時もあるもののまあ払いのける程でもない。これはこれでいいとこがある。ああベッド派が可哀相で仕方がない。おぉ偉大なるネムネムザ３よ本来は皆等しいはずの眠り人に憐憫の念を抱く僕を許したまへ。しかし床に接着している布団だからこそ得られる地に着いているという安心感。踏み出すよりも寝起きれるこの万能感。脱力すら罪に思えない。至福の時だ。誰憚る事もない。やいのやいの言われようがビーズクッションを用意した上で悉く蹴散らしてやる。枕は投擲するものではない。それが不要なものと気付く過程そのものなのだ。さてところで今日は何をしよう。いつものように塵のような埃を吹いたり輪郭すら朧げなありふれた雲霞を口や目や耳に運んだりするのだろうか。非生産的である。いやいまのままでは寧ろ生産は敵である。どちら側に回っても敵だらけなのは確かなはずだ。予感と確信が入り混じった混沌たる灰汁を飲み干したい気分には駆られない。自分にはまだ早過ぎる。早計で安易なのはもう十分な上巧遅拙速という逃げ道を他人から搾取していった僕が言う資格はない。自覚しているのだ。そんな不確かさと付き合っていく手段よりも付き合う自分をまず見詰めようと誰かが教えてくれた。しかしさっきから何か騒がしいと眉をひそめていたらなんのことはない。音楽を聴いていたのだ。曲を聴き過ぎて自然と一体化のような錯覚を抱いて気付けなかった僕を誰が責められようか責める場合は爪楊枝を用意してもらいたいがこの場合に限っては褒めて頂きたい。取り敢えずシャロンが嵌まり過ぎてたまらない。知る契機を齎してくれたハスキィには感謝の一途である。中途があるならば大途もあるのだろうか。あまり考えたくはない。大きさよりも転び石が少ない方が僕にとっては嬉しい事だ。七回転んで寝て起きる。それができれば幸せに余る。