両弦さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2010/7/31 23:08
- 中間気質の欲でたゆたゆ泳ぐまろびゆく
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- 人は人が血を出してるのを見て、どういう感慨を抱くのだろうか。
共感して嘆く。
警戒して疎む。
発情して舐める。
多分、この三択でしょう(おぉん?)。
しかしばってんだけども俺の場合は、ただただ血かどうかを疑うようです。
向こう見ずなシンパシーならまだいい。
血の成分を想像して猫仮面をつけてもいい。助け合いと称して自身の渇きを舐める方がまだいい。
ま、そんな自分があった事すら知らなかったし。
そういう自分が嫌いならええねん。
と思うんだなあ。これがはっはーん。
で、荒んだ世の中と天井知らずなリビドーに嫌気がさしトトロの森ないし、アリエッティを観に行きました。おうよっ、まつぼっくりは俺達さ!
以下ネタバレはないらしい。
いや、あります。
信じるか信じないかは――君次第。
バラされたらバリ返せ! し、痺れるぅううっ! あ、割り箸はいりませぬ^^
内容の感想は……まあ、予告編が本編です的な。俺達の旅って実は昨日からさ! みたいな。ドラマの第二話。未解決は解決なんです。
千と千尋とかも予告部分でオチを持ってきてたけど、あれは先が読めなかったからね。構成の妙。
結局分かったのは、アリエッティ可愛いくらいしか。何故冒頭でチャイナ服を選ばなかったの? とかかな。
………選べよ!!!!
とにかく薄っぺらさが際立ってた。
わかりやすい悪役の存在よりも、種族間にありがちな価値観の齟齬を見たかった。
確かに全体として、滅びゆく種族に特有の生命力は感じられる。漂ってた。
しかし、勿論それは若葉の青さではなく、枯葉の意地のようなもの。明解である。彼らが人間に依存しているからこそ、顕著にあらわれてた。
まあ、トトロの場合はスタンドアローンな生命体として君臨し、人間とは戯れる程度だったからね。
……つか過去作と比較はしない方がいいんだろうけど。
つまり、わかりやす過ぎるね。
喉越しすっきり。だから後に何も残らない。ポニョやゲド(前者は幼児対象、後者は原作暴行)よりは、つまらなくはないんだけども。
ただ、俺らが普段蔑ろにしてるミクロな視点を押し出されたのは、なんかむず痒かったし、不思議な新鮮。
セロハンテープの使い方にときめいた。
本を読む気がしない…。
いがいがした感覚は、まだとれそうにないのです。積んで叩いて目を閉じて。
楽なスタンスなんてありませーん。
- 人は人が血を出してるのを見て、どういう感慨を抱くのだろうか。