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- 2010/10/8 2:07
- 2010年ノーベル化学賞
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- 10/6の午後7時頃、日本中に衝撃が走った
2010年ノーベル化学賞で2名の日本人が受賞が決定されたからである。
同じ日本人として非常に喜ばしい。
久々に昨夜は興奮してしまった。
小生は化学系は、高校程度の知識しかない(しかも大半が忘却の彼方)ので、今回の「有機合成におけるPd(パラジウム)触媒クロスカップリング」についての説明は出来ない。
このクロスカップリングという有機化学の分野では日本人の名前が記された反応が多く、いわば「日本のお家芸」とも言われるそうである。
本来なら結合しない、結合しにくい化合物同士をパラジウム(Pd)という金属を触媒として用い、結合させて新しい化合物を生成する…と大雑把にいうとそういう事らしい。
これにより、液晶、有機EL、降圧剤、農薬等の幅広い分野に利用されており、有機化学を専攻している者なら国内では鈴木章北海道大学名誉教授の名前を知っているそうです。又、世界的にもこの分野では著名な方との事。
現在のところ、鈴木カップリングが一番安全で大量生産に向く方法なのだそうです。
根岸英一米パデュー大学特別教授も根岸カップリングと言われる方法です。
両博士とも米パデュー大学でハーバート・C・ブラウン博士の師事を受けたとの事。
もう一人の受賞者はヘック博士ですが、これも溝呂木=ヘック反応という事で受賞しております。但し、名前にもある溝呂木勉博士は1980年に47歳の若さで鬼籍に入られた。もし生きておられたら溝呂木博士も受賞されていたかも知れない。
受賞は喜ばしいが、これらは1970年代の研究である、理系離れが叫ばれて長い年月が過ぎたが、両博士曰く我が国のように資源の無い国は頭脳が一番の財産。
今回の受賞を期に理系へと進んでくれる若い世代が増えて欲しいと切実に願うものである。
- 10/6の午後7時頃、日本中に衝撃が走った