家出猫☆さんとモバ友になろう!
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- 2010/2/22 2:20
- Oh!NO!!
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- 村人は、誤って池に落とし物をした。
すると、池の中から女神さまが現れ、村人にこう言った。
『おまえが落としたのは、この金の斧か、それともこちらの銀の斧か』
村人は考えた。
…今どき斧なんぞ持っている者はいねえ。ましてや、金の斧、銀の斧など使い道があるはずがねぇ。
それに本当の女神さまなら、オラが落としたものぐれぇ、わからねえはずがねぇ。
つまり、この女神さまは偽者だ。とすると、この高そうな金の斧、銀の斧は売り物に違いねぇ。。
それをオラに選択させるという事は、どちらかを買えという事だ。
新商法かもしれねぇな。「金の斧」とでも言った日には、後になって目ん玉が飛び出るぐれえの請求書が届くって寸法だ。
かといって、「いらねぇ」とでも言おうものなら、相手は池の水面に浮かんでいられるほどの能力の持ち主だ。
とてもオラに勝ち目はねぇ。。
…弱ったなぁ、どうしたものか、どうせ何かを買わされるんだ。
それなら安いにこした事はないな。。
そして、村人はこう答えた。
「私が落とした物は、もっと古びた鉄の斧でございます。」
…どうだ、これで請求金額はぐっと落ちるはずだ。
鉄の斧なんていらないが、被害を最小限に食い止める為だ、多少の犠牲はしかたがない。
金の斧や銀の斧を買わされてはかなわないからな。
われながら賢明な選択といったところだ。。
すると、女神さまはすかさずこう言った
『おお、なんと正直な村人よ!おまえには、金の斧、銀の斧の両方を授けよう』
「ひぇ~!それだけは、ご勘弁を…」
めでたし、めでたし
(´ω`)
- 村人は、誤って池に落とし物をした。