ﾟ+蜜+ﾟさんの日記

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- 2012/12/16 11:32
- 私じゃないよ
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- 今日も私はひとりぼっちで。
  小さな小さなアミューズメントパークで目が覚める。
  
  何も代わり映えのない遊戯所。四角い箱。プレイし倒したくたくたのゲーム。使い込んで尚ピカピカで常にぼや、と青く光るの薄いPC。シンクに重なる汚れた惨めな食器のタワー。昨日と変わりはない。唯一変わったのは窓というスクリーンに映る映画だけ。変わったと言っても、主人公はなく、ストーリーもなく、エキストラは同じようにせっせと動くだけ、定期的に幾ばくか季節や空の色が変わるだけの、変化の乏しいつまらない映画。それでもスクリーンからは見えない裏方で、裏方でさえ。各々が喜び、悲しみ、感動して少なくとも立派に育っていく手の込んだ映画なのだ。まるでつまらない。何故これほどまでにつまらないものがあるのか。悲痛だ。
  そして私は視聴者である。視聴者は出演者にはならない。だから、箱の外には、出ない。
  
  冒険も、恋愛も、ミッションも、何もなく、ただ眺めるだけが役割なのである。
  感動も成長も登場人物との交流もない。この映画は創作だ。例え監督が神だとしても。出演者と視聴者は交わらない。
  これは役割だ。私は悪くない。悪くない。
  
  つまらない。あまりにつまらなくて手が震える。あまりにつまらなくて怒りに任せて涙が出そうだ。
  はっ、と息を吐き、幕を、引いて。
  
  薄暗さを薬にまた、おやすみ。