陸士長さんの日記

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- 2012/11/1 23:30
- ラブラワワ
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- 歴史
  20世紀末に年配の人やマンション暮らしの人でも飼育がしやすくかしこい聴導犬専用の犬種を作り出すために、オーバーサイズのスムースコート・チワワの雄と、聴導犬として訓練された標準サイズよりも小柄なラブラドール・レトリーバーの雌を獣医師と相談しながらえらび出し、交配させて生まれたものをもとに作出された。その際、脚が細くなりすぎないように細心の注意か払われた。この2犬種が作出に使われた理由はチワワの小さく飼育しやすい体つきを持ちながら、ラブラドール・レトリーバーの知的で落ち着きのある性格を組み合わせ、それらを持ち合わせた犬種を作り出すためであった。しかしながら、同年代にアメリカ合衆国に出現したウルフワワという二重純血犬種が管理不全のために先祖がえりを起こし、難産により死亡する事故が多発し、このような大型犬種と小型犬種の交配を元に作出する二重純血犬種は禁止するべきであるという批判がおき、作出は難航した。ちなみにウルフワワは公認されている犬種うちで体高が世界最小であるチワワの雄と、公認されている犬種のうちで体高が世界最大であるアイリッシュ・ウルフハウンドの雌の交配を元に改良されて品種化された中型の二重純血犬種である。それによってラブラワワのブリーダーはウルフワワの二の舞にならないように更に管理を強化する事により、先祖がえりによる難産を未然に防ぐ事に成功した。
  その後も改良は続き、21世紀に入ってからは試験的にラブラワワを聴導犬として使うようになった。しかし、このまま本格的に聴導犬として使われるのか、使われないのかはまだ不透明である。
  この犬種はインターネット上であまり大きな宣伝を行わないことでも知られているが、それは近年乱立している愛玩用の雑交犬とは違い、公的な使用のために繁殖されているため、利潤を目的に販売される事が無いからである。時にはこれの偽者として一世代雑種のものが販売されている事もあるが、徹底した偽造防止策が取られているため、正真正銘のラブラワワでない限り、この犬種名を名乗る事は一切許されない。もしこれを破った場合は罰金もしくは刑に処されることもある。しかし、トイ・ミー・キーなどとはちがい、犬種名は商標登録されていないため、しばしば混乱が起こることもある。