たかとん◎★さんとモバ友になろう!
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- 2012/9/28 4:59
- マロン
その3
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- 連れて帰ったそいつは、人懐っこいやつで コタツで居眠りする姪っ子の隣でコタツに前足をのっけて彼女のほっぺを舐めだした。
おおかた 冷蔵庫のまるごとバナナを勝手に食べて、クリームが口の周りについておったのじゃろう。 「もぉー ぎんた!止めて!……んっ?…んん? あれ? ぎんたじゃない! どしたん?このシーズー?」
「帰りに 道路で拾った。」
「えぇ~?」
そんな話をしてたらわしの寝室で寝てたぎんたが起きてきて『なんじゃぁ~?こいつは…』と嫌がるそいつを追いかけまわし、しきりに尻の匂いを嗅ごうとしている。逃げるそいつと追いかける ぎんた君。その騒動に猫達も興奮してかけり回る。
にぎやかじゃのぉ~
そして 夕食時
我が家のぎんたは好き嫌いなく というよりは口が卑しいのでなんでも食べる。普段わし以外の人には愛想のない彼だが、手に食べ物を持って近づく人には愛想よく尻尾を振る。
だが そいつは わしが食べているおかずを手に乗せて『ほらっ』と与えても匂いを嗅ぐだけで食べようとしない。
腹減ってないんかのぉ~? あれだけバイパス全力疾走しとったんじゃけぇーそんたことはなかろう。 ひょっとしてして?と思い 姪っ子を近所のコンビニに走らせ高級ドックフード ペディグリーチャム生タイプを買ってこさせ、『こいつなら 文句なかろぉう!』と与えると 思ったとおり。 横でそれを狙うぎんたを牽制しながらガツガツとあっという間に完食。
どうやら お上品なご家庭で育てられてた犬のようじゃ。
翌朝 朝のお散歩
リードは普段ぎんたに使っているのがひとつあるだけ。
今んとこ 一応お客様であるそいつにつけて、ぎんたは荷ヒモを切って腹にくくりつけた。
お互いが相手の様子を伺いながらの散歩。いつもなら10分程度のお散歩も20分以上かかってしもぅたわい。 その時 初めて気付いたのだが、そいつは小用をたす時、足を上げずにしゃがんで用をたしておる。
『んっ? お前はひょっとしてして女子なのか?』
帰宅して仕事に出掛ける準備。
わしの留守中に こいつらが騒いで ご近所さんに迷惑かけてもいけないし、不適切な関係になっても困るので、朝事務所にそいつを連れていき、餌と共に 『事情があって暫く面倒をみることになった。よろしくたのむ!』と書き置きをして さっそうと仕事に向かったのだった。
マロンその4に続く
- 連れて帰ったそいつは、人懐っこいやつで コタツで居眠りする姪っ子の隣でコタツに前足をのっけて彼女のほっぺを舐めだした。