八朔さんとモバ友になろう!
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- 2016/6/18 14:45
- 「………。」
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- あたしの言葉を、ターナさんはただ黙って聞いていた。
「あ、でも♪」
リネットちゃんが、重くなりつつある空気を察してかすっとんきょうな声を上げる。
「あたしはぁ、ターナさんの気持ちもすんごぃ良く分かります♪
依頼の内容上、あたしにだけは全てを話してくれていたんですけど、そのお話ししてる時のターナさんは、なんだか、とっても『お母さん』でした♪」
満面ニッコリのリネットちゃん。
その笑顔に、場にいた全員が救われたような気がした。
「ありがとう…リネットさん…!…ありがとう…」
ターナさんの瞳から、大粒の涙が零れ落ちた。
「さてさてぇ、ちゃんと話し合ってるかねぇ、あの親子?」
酒場のテーブルについての開口一番、あたしは二人に問い掛けた。
「ど~なんでしょ~ね~?でも、だいじょぶなんじゃないです、きっと?」
ウェイトレスを招きながらリネットちゃん。
「例え親子といえども、突き詰めれば人vs人。100%の相互理解は難しいと思うよ、あたしは。」
メニューを片っ端から指さしながら海ルちゃん。
あたし、リネットちゃん、海ルちゃんの三人は、打ち上げと称してアイグリッドの酒場の一角に陣取りしていた。
めでたく三人とも依頼をコンプリート♪
女子が三人集まって先立つモノがあれば…?
もう飲むっきゃないでしょ♪
あの後、ターナさんは家族で話し合う事を約束してくれた。
トーラ嬢が目を覚ましたら、ツェイナス(←闇ギルドだと分かったから呼び捨て)も交えて全てを明かすそうだ。
- あたしの言葉を、ターナさんはただ黙って聞いていた。