△児童館△さんとモバ友になろう!
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- 2011/7/17 18:32
- ちょっと怖い話し
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- 友達の消防士から聞いた話しです。
彼が勤めているのは 地方都市の消防署です。3階建ての消防署は かなり古くて 来年には建て変わるらしいんですが、もう使われなくなって30年近くたつボウロウという 塔みたいのがあって 遠くからみても すぐに 消防署ってわかります。今は周りにビルなんかも沢山建ってるから あまり目立たないですけど そのボウロウなんですが 昔は消防士が交代で登って行って 火事がないかどうか見張ってたらしくて 火事を見つけたら 電話するようになっていました。
もちろん その電話は今は使えなくて ポツンと 机の上に置いてるだけです。
消防署では新しい消防士が入ってくると 肝だめしって ことで 夜中に ボウロウに登って 電話に出て 「もしもし」って言って降りてくるってことが やられてたそうです。
ある年のことです。新しい消防士が入ってきました初めての勤務の日 早速肝だめしに なりました。
けっこう 度胸のある 新人 だった見たいで 肝だめしの話しをすると 「わかりました」って 駆け出してボウロウに登って行ったそうです。
しばらくすると 平気な顔で「行って来ました」って笑顔で言いました。
「お前怖くなかった?」って聞くと。
「いいえ。だって先輩がいましたから」
みんな 顔を見合せました。だって 誰もボウロウになんて 行ってなかったからです。その事を新人に言ったら
「だってみんなの後ろいる先輩ですよ。一緒に降りてきたんですから」
みんな一斉に後を振り向きました。ヘルメットをかぶり 編み上げ靴を 履いた男がニヤリとして立っていたそうです。
それから 夜中に ボウロウに登って行く ヘルメット姿の男を 時々 見かける人が出てきました。どういう訳か 男の姿がみえる前に ボウロウの上から電話の音が聞こえるそうです。
- 友達の消防士から聞いた話しです。