レィスケ★さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2012/4/12 19:00
- 思いがけない事
-
- コメント(1)
- 閲覧(64)
-
-
- ニュース日記 について:
- 大手都市銀行に勤めて4年。様々な経験を経て、やっとこの仕事の楽しさが分かってきた。つまり仕事は順調…
かどうかは、今の俺に言える事ではないような気もするけど、まぁそこそこ充実している。しかしプライベートは仕事と真逆で、結婚はおろか、今は彼女すらいない。そんな俺を見かねてか、同僚の一人から映画のチケットを貰った。何でも「息抜きという意味も兼ねて、たまには女と遊べ」らしい…
正直、困った。
誰を誘えばいいのか…
いや、そもそも俺なんかの誘いを受けてくれる人なんかいるのだ…
「あっ!!」
その時、一際大きい声が響いた。
「それロナンの映画のチケットですか?私ちょー観に行きたいんですよね!!何でロナンのチケット持ってるんですか?もしかして彼女さんと行くんですか?」
それは後輩の子だった。ニコニコなのかニヤニヤなのかわからないが、質問ばかりしてくる。
「あー、いや、これはさっき貰ったんだよ。てか俺彼女いないし。知ってんだろ?」
俺は適当に返した。
「あり?そうでしたっけぇ?」
少し微笑みながら、首を傾げる。バカにしてるようにも見えたが、それが少し可愛かった。
「よかったら今度の日曜日行かない?」
そう言い出すのも自然な流れだった。だから多分大丈夫だと思った。
「え?先輩とですか?冗談ですよねぇ?」
ん?流してる??
「日曜日は、その暇じゃないって言うか、実は他の人からも誘われていたような…困ったなぁ」
なんでそんな急に真顔になるの?
「あの、そのもし行くってなったら、もしですよ?一応聞きますが、その全部先輩の奢りになるのでしょうか?後からチケット代よこせってなりません?」
は???
「てか、そもそも私、その映画は興味があんまり…」
???????
「うーん。わかりました。でも申し訳ないんですが、夕方までには帰して下さい…」
あれ?そんなに無理矢理言ったっけ?俺…
「あー、でもやっぱりよーく考えてみたんですけど、私と先輩とじゃ釣り合いませんよ?」
方向転換早すぎない?
「やっぱり正直に言います。先輩は先輩として尊敬していますけど、恋愛対象ではないんです。期待させたくないんで、すみませんがお断りさせて下さい…」
彼女は一礼して足早に去っていった。
うん、別にいいんだけど、俺って今、フラれた?