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- 2011/4/21 22:08
- 被災地ボランティア続き
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- 駐車場に戻り昼食。
そこに自衛隊の入浴施設行きの車両が到着。
自分達がカップラーメンにすするのを横目に乗り込む親子。
何故か申し訳なく感じた。
雨足が強くなってきた。
現地スタッフの方に今日は辞めにしてもいいですよ。と、言われた。
しかし午前中に2班2件片付けたからみんなで行って終わらせるとみんなが団結。
しばらくして現場の指示が出たので移動。
午前中の家より200~300mほど海側へ向かう。
多少土地も低くなっているがたった200~300m。
水跡は軽く2mを越えていた。
現場へ到着。
平屋1階建ての家。
他のボランティアグループとの合同作業。
まだ室内の家財道具を運び出していた。
外に出されたゴミを1箇所にまとめていく。
何故か肥料の袋がやたらと多い。
肥料を載せる大きなパレットも多数。
肥料屋さんだったのかな?そう感じさせられるほどの量だった。
ふと海側に目を向けた。
線路があり貨物列車があった。横転しているどころではなく、鉄の塊がひんまがり、ぐちゃぐちゃになっていた。
愕然とした。
文面では表現できない。
そこから流れて来たものだった。
人数もいたので外の片付けはすぐに終わった。
続いて室内。室内は海水が腐りヘドロ化していた。
ご主人と娘さんも片付けをしていた。
ただ黙々と…。
奥さんは亡くなってしまったのだと後で聞いた。
片付け切らないまま時間になる。
なんとも言えない虚無感。
被災地に行く前の自分は
・世界でも類を見ない災害現地に行って見てきたものをみんなに伝えたい。
・何が出来るかわからないけど復興の手伝いをしたい。
・被災された方々に協力したい。
などと考えていた。
しかし、しょせんエゴであり、他人事であり、上から目線の英雄気取りだった。
そんな自分が恥ずかしく、惨めに思える。
月並みな言い方だが、自然の猛威、脅威の前に人間の力はあまりに無力。
震災から1ヶ月以上経過したが未だに問題ばかり。
それを解決するのも、取り戻すのも、力を合わせ、明日に向かう一人一人の人間。
まだまだ長い月日がかかると思うが、被災された方々がまた笑顔でもとの暮らしに戻ったとき、現地に行きお手伝いが出来たことを誇りに感じられると思う。
それまで出来る限り協力したいし、みんなにもして欲しい。
一致団結。一つになれば乗り越えられない壁はないはずだから。
- 駐車場に戻り昼食。