マリサ・リリィナさんとモバ友になろう!
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- 2013/8/27 10:06
- ◆葉月の竪琴
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暑い暑いと言われた魔夏も
私はと言えば
殆ど冷房ガンガン効かせ過ぎて
氷の城のようになった部屋に閉じ籠っていたので
まーったく、
何とも。
それに暑さにもすっかり強くなったのか、
たまに下界へ赴いても
殆ど汗もかかないし日焼けもしないし、
益々人間ではなくなってきたな、私。。
蝉時雨の音を聴きながら、
そのかくべつにかしましいが故の静謐のなかに夢想する時
ああ、私の実家は蝉も鳴かない場所に在ったものよ、
などと想い出しながら、
これは深い森の中を流れる清流のせせらぎであり
或いは薄翅の弦をみどりの指が弾く麗美なる竪琴の調べ
なのかもしれないと感じ入り、耽る
そんなさ中に、某中華上海モノの小説を開いたり
中井英夫全集などをぱらぱらと捲っていると
脳の谷間に刹那唐突に
計算された物語が浮かび、
すぐに消えてしまうその存在を留めておくために
指先を筆と変える
文学とは、本を読むだけに非ず
浮かんでは消える思考を、美の影を、
「確かに存在したもの」へと変換していく行為だということ
アリプロ「令嬢薔薇図鑑」、
あれはじっくりと、
「読んで、書こう」
と想う今日この頃なのでありました
le 27 aout
mayumi