㌧㌧(∵)㌦㌧さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2010/8/4 1:52
- トゲムシ。
-
- コメント(3)
- 閲覧(27)
-
-
僕はケムシ。
ある日、トリさんが言った。
『アナタ、トゲトゲで本当にやんなっちゃう。ワタシはこんなに腹ペコなのにそんなんじゃ全く食べれないじゃない。アナタなんか大ッ嫌い。』
ある日、リスさんが言った。
『うっひゃー、何だい!?その動き!ウネウネしてて気持ち悪いったらありゃしない!僕の大切などんぐりに近寄らないで!キミなんか大ッ嫌い。』
僕は、嫌われ者のケムシ。
ゴメンね。
迷惑かけてばっかりで。そんなつもりじゃなかったんだ。
ゴメンね。ゴメンね。
ある日、仲間が見つかった。
僕といっしょのトゲトゲ。僕といっしょのウネウネ。僕はすごく嬉しかった。
ある日、仲間が見つかった。
人間に。
パチパチ焼かれてパクパク食べられた。僕はビックリした。
すると、人間、笑ってた。美味しいなぁ。美味しいなぁ。ありがとう。ありがとう。って踊ってた。
ケムシはトリさんと同じような味がするんだって。
僕はビックリした。
あの大空を気高く舞い飛ぶトリさんと僕は一緒だったなんて。
人間の小さい子が僕の動きを真似して踊ってた。とても楽しそうだった。
あぁ、何だ、そぉか。
僕は怖かったけどウネウネ踊った。見つけてもらう為に必死で踊った。
僕は、やっと見つけてもらった。
パチパチパクリ。
ニコニコニコニコ。
良かった。良かった。
『…バカなケムシ。何の為にそのトゲが付いてたと思ってるの?アナタだけの特別なモノだったから目障りだったのに。』
『…バカでマヌケなケムシ。何の為にそのウネが出来たと思うんだい?キミだけのオリジナルな道を進む為だったのに。』
ボクはケムシ。
嫌われ者のケムシ。
でも、誰かを喜ばせる事が出来たケムシ。
刺しちゃうぞ♪毛毛毛
動いちゃうぞ♪ケケケ
逮捕しちゃ~うぞ♪ムシムシ
ウニョンウニョンウニョ~ン♪
クロがいた夏。