神有月☆さんとモバ友になろう!
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- 2011/2/17 17:50
- ちょっと怖い話し:つづき
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長いけど最初から読もう『リンク:ちょっと怖い話し』
それでは続きをどうぞ。
通夜、告別式ともに悲壮なものだった。
泣き叫ぶKの奥さんと娘。俺も信じられない思いだった。まさかあのKが。
一週間が過ぎたときに、俺は例のビデオをKの家族に 見せることにした。
Kの家族は俺がKのメッセージビデオがあるといったら是非見せて欲しいと言って来たので、
ちょうど初七日の法要があるときに、見せることになった。
俺がDVDを取り出した時点で、すでに泣き始める親族。
「これも供養になりますから、是非見てあげてください」とDVDをセットし、再生した。
ヴーーーという音とともに、真っ暗な画面が10秒ほど続く。
あれ?撮影に失敗していたのか?と思った瞬間、真っ暗な中に突然Kの姿が浮かび上がり、喋り始めた。
あれ、俺の部屋で撮ったはずなんだが、こんなに暗かったか?
「えー、Kです。このビデオを・・るということは、僕は・・んで
しまっ・・いう・・ります。○○(奥さんの名前)、××(娘の名前)、
今まで本・・ありが・・・」
Kが喋る声に混ざって、さっきからずっと鳴り続けているヴーーーーーという雑音がひどくて声が聞き取りにくい。
「僕を育ててくれたお父さん、お母さん、
それに友人のみんな、僕が死んで悲しんでるかもしれませんが、どうか悲しまないでください。
僕はズヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
××(娘の名前)、お父さん死んじゃっヴァアアアアアアアアアアアアア
死にたくない!!死にズヴァアアアアアアアにたくないよおおおおヴヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!ザッ」
背筋が凍った。
Kの台詞は明らかに撮影時と違う断末魔の叫びのような言葉に変わり、
最後Kが喋り終わるときに 暗闇の端から何かがKの腕を掴んで引っ張っていくのがはっきりと見えた。
その場は奥さんの弟がなだめてくれたおかげで収まったが、
俺はすぐにこのDVDは処分しますといってみんなに謝った。
翌日、DVDを近所の寺に持っていったら、
「えらいとんでもないものを持ってきたね」と言われた。
そこの神主(霊媒師?)によると、
Kはビデオを撮った時点で完全に地獄に 引っ張り込まれており、
本来ならあの直後に事故にあって死んでたはずだと言われた。
おわり