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    • 2023/12/3 20:03
    • 「さそりの火」ゲット、自己犠牲の尊き炎
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    • ガチャで、「さそりの火」をゲットすることができた! 宮沢賢治作品の自己犠牲の象徴として、念願に見ていたものでとても嬉しい^^


      3枚目は私の絵。


      賢治の作品では、銀河鉄道の夜のさそりは、『よだかの星』と重ね合わされている。


      バルドラの野原にいたサソリのこと。

      「ああ、わたしはいままで、いくつのものの命を取ったかわからない、どうしてわたしはわたしのからだを、だまっていたちにくれてやらなかったろう。どうか神さま。私の心をごらんください。こんなにむなしく命を捨てず、どうかこの次には、まことのみんなの幸《さいわい》のために私のからだをおつかいください」って言ったというの。
       そしたらいつか蠍《さそり》はじぶんのからだが、まっ赤な美しい火になって燃えて、夜の闇を照らしているのを見たって。


      『よだかの星』のよだかは、自分が殺生をして生きているのにゾッとして、飢えて星になることを願う。
      (中略)
      願いをことごとく断られた後、
      「東の白いお星さま、どうか私をあなたの所へ連れてって下さい。やけて死んでもかまいません。」
       鷲は大風《おおふう》に云いました。
      「いいや、とてもとても、話にも何にもならん。星になるには、それ相応の身分でなくちゃいかん。又よほど金もいるのだ。」
      よだかは最後の力を振りしぼって羽ばたくと、力尽きる。
       夜だかは、どこまでも、どこまでも、まっすぐに空へのぼって行きました。よだかはのぼってのぼって行きました。
       (中略)寒さにいきはむねに白く凍りました。よだかははねがすっかりしびれてしまいました。そしてなみだぐんだ目をあげてもう一ぺんそらを見ました。そうです。これがよだかの最後でした。もうよだかは落ちているのか、のぼっているのかも、わかりませんでした。ただこころもちはやすらかに、その血のついた大きなくちばしは、横にまがっては居ましたが、たしかに少しわらっておりました。
       そして自分のからだがいま燐《りん》の火のような青い美しい光になって、しずかに燃えているのを見ました。
       よだかの星は今でも燃え続けているという。

      ここでは賢治の見つめた『生存罪』というものも示されているが、自分にとってかけがえのない命を、他者のために、《まことのみんなの本当の幸い》に捧げること、これ以上ない崇高なものがあるだろうか?

      心を動かされて描いた絵が3枚目のもの。

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