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    • 2011/1/28 0:03
    • もち米 二章
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    • ――――簡単なことだ。やってやろうじゃないか。



      こんなこともあろうかと持参していた炊飯器、もち米、日本酒、ミネラルウォーターを、俺は言われるがままにボストンバッグから取り出した。





      慣れた手つきである。
      シャカシャカと音を立ててもち米をとぐ。
      格好良いからだ。


      とぎ汁は捨てない。
      ここに米のうまみが詰まっている。
      凡人はそれを知らない。凡人だからだ。
      俺は知っている。俺だからだ。



      ミネラルウォーターと日本酒を炊飯器に注ぐ。



      日本酒は米の艶を出すためだ。女だって艶がなくなれば終わりだ。商品価値が無くなる。
      人妻熟女と謳われたパッケージのアダルトビデオに出演している女優にさえ艶が感じられる。
      肌の色艶ではない。その人間自体の艶である。

      もち米の内面を素人に知ってもらうのは困難を極める。だからこそこういった相手には表面上からの表現が一番伝わる。


      余談だが、
      男は生まれた時に持っているアイテムが0で、歳を重ね成長していくに連れてアイテムを手にしていく。

      女は真逆で、生まれた時にアイテムを100持っていて、歳を重ねるごとにアイテムが減っていく。
      そんな説を聞いたことがある。



      だとしたら俺が今手にしているもち米は間違いなく男。それに日本酒というアイテムを与えてやることでもち米にしかない「艶」を出してやるのだ。








      炊飯器は大手メーカー象印のものである。
      色々手にして使ってみたがこれが一番しっくりくる。

      今の炊飯器はムラなく均等に火が通る。炊飯器の中で米が踊る。
      便利なものだ。


      昔はもち米業界と言えば釜で炊くことしか許されなかった。

      しかし時は移り行く。
      プロの技術は、変わってはいけない所と変わっていかなければならない所の二つがある。その二つのポイントを押さえられない者に炊飯の道は残されない。







      今まで通り、俺は本当に今まで通りに炊飯の行程をこなし、残されるのはスイッチを押すだけ。













      だがそこで俺は知ることになる、
      驚愕の事実を――――――。

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