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    • 2025/7/19 11:14
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    • 【〈凡庸〉という悪魔】
      藤井聡

      将棋の名人の本ではない。大学教授が、思考停止に陥った人間(特にエリート層)によって現代にナチスドイツのような全体主義が復活してはいけないと啓蒙する本。

      ナチス高官だったアイヒマンという『凡庸で思考停止に陥った役人が先導した戦争犯罪』を何度も例に出しながら『平凡』てはなく『凡庸』の罪を糾弾する前半はともかく、中盤から段々筆圧が感情的になってくるのが残念。現代においても昔のような全体主義がはびこる危険性があると訴えているが、陰謀論を支持する人に向けたような分断を煽るタイプの語り口になっていくため、『全体主義の対極にいる、似て非なるもの』のような印象を受ける。そして、これは誰が特定の政治勢力や人物への直接的な批判なのでは?と読み取れた。

      その答えのようなものが終盤に出てきたので妙に納得できた。しかし本書を読んで時折嫌悪感を覚えつつも、自分の中にもこうした極論が時たま出現することを自覚し、『扇動に乗ってはいけない』と反省する材料にはなった。

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