和希さんとモバ友になろう！
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- 2011/11/12 3:55
- ギャグ小説書いてたんだった俺
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- 題名:不気味な国のワロス
概要:真面目な番外編の短編集。
セリフのみで会話が進むため、ラジオの感覚でお読み下さい。
題名:ドラクエの勇者たちに料理番組を任せてみた
……
僧侶「僧侶と！」
戦士「戦士の！」
僧侶･戦士『３分とは言ってるけど作りおきですクッキング～♪』
勇者「どうしてこうなったの」
僧侶「今日はなんと！『アサリのグラムチャウダー』を作りたいと思います！」
戦士「名前からして重量感のある、春にピッタリのお料理ですな！」
勇者「春にガッツリ食ってどうすんだよ。つーかグラムって何かかんか間違った筈だぞ、グラムって」
僧侶「まずは、この鉄片を細かく切り刻んでいきます、戦士さん！」
戦士「はい！ 鉄はとても硬いので、ここをこうこうこうしたら…ハイ！」
勇者「出来上がんねーよ。レシピのどこをどうしたら鉄片が入るんだよソレ」
僧侶「あ、モバゲーに遷都してる」
戦士「あ、焦げてますよ、鉄」
勇者「鉄焦げねーよ。つーか溶けてるよ鍋が」
僧侶「ききききき気のせいですよふ！」
戦士「な、ななな、何の事でしょうかねぇー？」
勇者「動揺し過ぎだろ。そんだけ動揺できるなら鉄入れた時点で動揺しとけよ」
僧侶「ててて鉄？ いやそんなまさか鉄なんてレシピにありましたァァァァァ！！」
戦士「わわわ私がいつそんなモノ斬りましたかって刃こぼれしてるゥゥゥゥゥ！！」
勇者「驚き過ぎだよ。なんで鉄が入ったのかいまだに不思議だよ」
僧侶「こちらが完成品です」
戦士「どうですか勇者殿」
勇者「どうですかも何も、インスタントラーメンにしか見えないんですけど。チャウダーな要素が全く見付からないんですけど」
僧侶「僧侶と！」
戦士「戦士の！」
僧侶･戦士『キューピーさち子の家庭で出来るクッキング体験でしたー！』
勇者「料理も負けてないけど題名混ぜすぎだろ。誰だよキューピーさち子って」
偉い人「はいカット！ お疲れさま！」
勇者「…っつーか何処にアサリいたの？」
僧侶「気にしないでくださいよっ、どうせ誰も見て作りやしないんですから！」
勇者「でもさっきママさん必死にメモってたよ？ あそこん家の夕食、確実に『鉄チャウダー』だよ？」
─菅─
勇者「総理かよ！」
─完─
- 題名:不気味な国のワロス
