†Åсё‡さんとモバ友になろう!
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- 2012/3/9 14:35
- 善
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- あきこはママです。
今日も朝から夫と子供たちの朝ごはんとお弁当を作り、みんなが出かけた後は洗濯と掃除を片付けます。
お昼過ぎ、ようやく一息つける時間になりました。
でもあきこにはもうひとつやることがあります。
それはあきこにとっての癒しであり、楽しみにしていることです。
ベランダに出ると、もう少しで開きそうなチューリップが綺麗に3本並んでいます。
「今日もお水をたくさん飲んで、綺麗な花を咲かせてね」
そう言ってあきこはそれぞれのチューリップにたっぷり水をかけてやりました。
次の日、同じ時間にベランダに出てみると、
3本あったチューリップの1本が茎の途中でもぎ取られていました。
あきこはとても悲しみました。
夜になって、家族にそのことを話しました。
夫は、「カラスにでも取られたんじゃないか」と言います。
でもあれは、人間の手でちぎられたように思えました。
その時、6歳の息子が言いました。
「それ僕が折ったんだ」
あきこは怒りました。
あきこがチューリップを大切にしていたことを知っていた夫も怒りました。
8歳のお姉ちゃんも怒りました。
「どうしてそんなことをしたの!」
息子はうつむきながらこう言いました。
「少しだけ開いてたつぼみに虫がついていて、お花がとても苦しそうだったから」
あきこは迷いながら言いました。
「でもね、お花はもぎ取られる方がもっとかわいそうだと思うよ?」
息子は謝りながらこう訴えました。
「ごめんなさい。
虫を取ろうと思ったんだけど、すごく頑丈にくっついていて、無理矢理取ろうとするとお花が破れちゃいそうだったんだ。」
姉が言いました。
「それでも、あんたが花を折っちゃったら意味ないじゃん!」
あきこは何と言って良いのか分かりません。
息子は小さな声で続けました。
「でも、お花が・・・本当にすごく苦しそうだったんだ・・・」
あきこは言いました。
「延命治療の是非。これは今我々が直面している重大な問題の1つです。だっふんだ」
- あきこはママです。