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    • 2020/11/17 17:27
    • 閉店
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    • 地元の百貨店に小さな和食屋があるが、ウイルスの影響で来月の半ばにお店を閉める。開店から丁度30年の節目ということもあり決断したらしい。

      あちこちで閉店するお店が出てくる中、私が生まれる少し前から、しかも縁ある場所で長年営まれているお店が無くなるのは特に寂しく感じてしまった。
      幼い頃はこのお店を含めレストラン区画には沢山のお店があったが年々数を減らしていき、最後まで残っていた3店舗もウイルスの影響で先々月に1店舗無くなり、ここを合わせて2店舗だけになってしまった矢先の事である。

      実は何度かこのお店の前を通ることがあったが営業時間と私の空腹感がなかなか合わず、結局このお店には一度も来店しないまま今日に至ってしまった。
      そんな中でお店の外に張り出された閉店の旨を伝える張り紙を読み、何故か感慨深いものを感じた私は空腹感もありそそくさと来店した。

      店内ではソーシャルディスタンスを行っており、1テーブルずつ間隔が開けられていたので満席ではあったが、心なしかお客さんがいないように感じてしまった。
      ちなみにお客では私の他にお年寄りが何人かいて、店主さんとの世間話に花を咲かせていた。

      私はメニューを一通り見て海老天丼を注文、セットのお味噌汁を飲みながら揚げたてサクサクの天ぷらを味わった。
      海老天丼の美味しさを感じながら、もっと早くに来店しておけば良かったと内心後悔した。けれどお店が無くなる前に来店出来て良かったという喜びも同時にあった。

      食事が終わり少しテーブルで休もうと思ったが、丁度お客が来たのですぐに席を空けた。
      支払いを済ませ退店する際、店主さんからの「またお待ちしております」という何気ない一言がいずれ無くなるこのお店と相まって少し寂しく感じてしまったが、最後にまた行くことを誓った。

      このウイルス情勢で生活スタイルが大きく変わり、多くの物や機会を奪われここ最近何とも言えない虚しさを感じていたが、この情勢だからこそ出来ることや気付けた物に目を向けるよう意識し始めてから少しだけ心が楽になった気がする。
      なので私はこのお店が無くなることを悲しむよりも、出会えたことを喜ぶことにしようと決めている。

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