えみさんとモバ友になろう!
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- 2011/4/22 3:31
- 怖い話・・・最終回
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- だって、私の部屋の鏡には部屋の戸が写ってる。
私は鏡を見て歌の練習をしてたんだもん。
でも・・・鏡に男が入ってきたところなんか写って無かったし・・・
やばいっやばいっやばいっやばい!!!
「早く帰ってよっ!!」
男はスッと後ろを向き部屋のドアを開けて出て行った。
私の部屋の隣は弟が居て、部屋の戸は開けっ放し・・・
弟はその見も知らぬ男が私の部屋から出てきたのに驚いてるようすで
こちらを見ていた。
男は弟の部屋の方を向き 何故か深々とお辞儀をして
玄関に向かった。
私は弟に腹が立っていたので男を最後まで見もせず
弟をなじった。
「なんで勝手に部屋に入れたんだよっ!」
「知らないよ!誰も来て無いし、誰も見てないし・・・」
「!?」
私は直ぐに男を追った。
ハイツは一本道の街道沿いに建っている
私の家は2階だ
でも、もう何処にも居ない・・・
鉄の扉を開けると重い音がするはず でも、何にも聞こえなかったし
気配もない・・・
何なんだよっ!何なんだよいったいっ!!
心臓が今更ドキドキしだした・・・
今のはなんだったんだ?
考えながら部屋に戻って私は驚愕した・・・
男が立っていた場所はぐっしょりと濡れて染みになっていたんだ。
そのハイツは結構ヤバイ建物で 後で知ったんだけど
無縁仏さんがごろごろ転がっていた土地にキチンとした手順も
なく建てられたものらしかった。
他にもヤバイのが出てたらしく何時だったかお寺の住職さんみたいな人がお祓いに来ていたのを見かけたことがある・・・
あいつは何者だったんだろう・・・
もし、アンケートに出席するって書いちゃってたら
なんかもっとやばかったかな・・・なんて考えもしました。
そんで、やっぱり友達に聞いて回ったんだけど
そんな奴 誰も知らなかった・・・
END
- だって、私の部屋の鏡には部屋の戸が写ってる。