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    • 2010/10/11 19:32
    • ジーフリト外伝 日だまりの章Ⅵ
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    • 今日の風はほんの少し春の香りがしました


      すべてを知り
      すべてを悟ったジーフリト。

      岩の前でバルムンクを天に向け、高く掲げます。たちまち辺りは日暮れのように薄暗くなりました。
      ニーベルンゲンの至宝はその切っ先から眩い光を解き放ち、光は雲を貫き天上まで届きました。
      薄暗くなった森にあまたのいかずちが落ちて激しい雷鳴が轟きます。

      悲しく透き通り青い光を放っていたバルムンクはいまや金色(こんじき)に輝き、辺りを照らしました。

      サッキュバスもインキュバスも恐ろしさに震え、木陰に身を潜めました。
      「我が携えしニーベルンゲンの至宝よ!乙女の命宿りしバルムンクよ!
      清らかなる命をこの大地に戻すがよい!神よ慈しみの心あらば我が願い聞き入れよ!」

      ジーフリトは叫びながら光り輝くバルムンクを二つの岩の間に打ち据えました。

      森のすべてを包み込む眩い光が溢れ、そして光はゆっくりと消え去りました。

      サッキュバスは恐る恐る目を開け辺りの様子を窺いました。
      「起きてインキュバス!あんた大丈夫なの?」
      インキュバスを揺すりました。
      「う~ん…白く光ってなんにも見えなかったよぅ…サッキュバスは見てたのぉ…」

      眩い光もいかずちも今は治まり、いつもの静かな森に戻っています。

      樹々も泉も緩やかな風もいつもと何も変わりません。

      「間に合ったよインキュバス!…ティーナの命はこの大地に戻れたんだ!」
      二人の妖精が振り向くとそこにはドリアートの姿がありました。


      おばあさんは少し眠くなったみたいです
      またあした

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