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    • 2010/10/4 19:55
    • ジーフリト外伝 暖炉の章ⅩⅤ
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    • おじいさんが小さなパイプを取り出しました
      今夜もお話が始まります

      泉の前で祈りを捧げるティーナ。

      静かな時が流れます。

      柔らかな風が鬢を撫で一筋の木洩れ日がティーナを照らしました。

      するとティーナの心に響く重々しい声。

      「若き『声の一族』よ、お前はこの戦を止めたいのだな…だがな、お前がどんなに祈っても何を捧げても人間たちは愚かしい、またいつか戦いを始める…虚しいとは思わんか」

      ティーナは只ひたすらに祈り続けます。

      再び静けさが泉を包みます。

      「そうか…それほど決意は堅いか…よかろう…この戦の災いがお前の村に届かぬよう一人の王子をこの地に導こう
      だが戦は止まらぬかもしれんぞ…
      それは人間たちの「定め」なのかもしれぬ…

      ティーナよ
      若き『声の一族』よ
      お前に授けた『声』は重すぎたようだ」

      突然、目も眩むような輝きがティーナを包みました。

      その光が去ったあと……
      ティーナの姿は二つの岩となっておりました。


      おじいさんが小さなパイプを磨き始めました。
      「続きは?そのあとどうなったの」
      私はおじいさんにお話の続きをせがみました。

      「わしが知っているのはここまでだよ…」
      おじいさんは少し困った顔で私の髪を撫でました。
      すると傍らで聞いていたおばあさんが言いました。
      「そのお話の続きならわたしが知っているよ」
      「本当に!おばあさんお話して!」
      今度はおばあさんにせがむ私でした。
      「いいよ。でも今夜は遅いからもう寝なさい」
      私はおばあさんと約束して眠りにつきました。明日はいつもの日だまりでお話が聞けます。



      暖炉は今夜も暖かい安らぎで私を包んでくれました
      おやすみなさい

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