柿ぴ~の叫びさんとモバ友になろう!
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- 2012/5/22 12:43
- お話作りました~ 誉めて誉めて(笑)
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- ある桜の華が舞う季節、全てはそこから始まった…
あるところに、まだ幼い天使がいた。
そしてその天使は恋をしていた…
毎日毎日なにも無い天界から[彼]を見ていた。
しかし、それは決して許される事のない恋だった…
何故なら[彼]の正体は……
天使とは密接な関係をもってはいけない[人間]……………
しかし幼い天使は恋い焦がれていた…
そしてある日…天使は神様の目を盗み、天界から逃げ出した。
「少しでも[彼]に近付きたい………」ただそれだけだった…
そこで天使は[彼]に接触した、[彼]は最初は驚いていたが、すぐに何事もなく話してくれた。
そして彼は、桜が大好きで桜の話を楽しそうにしていた。
「よかったら今度一緒に桜を見に行かない?」
と彼が誘ってくれた、天使は勿論喜んで飛びついた。
そんな楽しい日々がしばらく続いた。
しかし、いつまでも神様の目を誤魔化せる訳もなく、神様は天界に戻って来た天使に罰を与えた…
罰というのは、牢屋に幽閉されることだったが、「お前のその下らない感情を捨てるなら出してやる」と言われた。
しかし天使は、その提案を拒絶した。
天使にとって[恋]は初めての感情だった…
だからこそ忘れたくなかった………この感情を…
しかしその代価が牢屋での幽閉というのは、あまりにも大きかった…
長い年月が過ぎ…天使はいつしか、目が見えなくなっていた…
そして、いつしか天使の身体は形が無くなっていった…
やがて天使の身体はうすいピンク色の粉になった…
その粉は天界を通り抜け、人間界にまで舞っていった…
その日は一面桜の絨毯(じゅうたん)のような、綺麗な桜吹雪がおきたそうな…
そう…まるで[彼]に贈るように…
- ある桜の華が舞う季節、全てはそこから始まった…