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- 2025/7/19 16:22
- 弱体化元最強魔王プロフィール②
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- 【備考】
王として公の場に出る時は「我」と自称するが素の一人称は「私」。ダークエルフと悪魔の血を併せ持つという魔族の中でも極めて魔術に秀でた高位種が中心となる王家の嫡子として生を受けた。幼少期より「王たる器」として扱われ、魔術・軍事・統治を始めとしたあらゆる分野の教育を課せられ、それを苦と思うことなく己の義務と捉え粛々とこなしてきた。現在も魔術研究や禁呪体系の再構築などにも積極的に関与する学問重視の魔王である。数百年前に人間界と衝突し、卓出した戦闘能力とカリスマ性によって選ばれた人間の若者(後にこのような者を勇者と呼ぶようになる)を筆頭にした国家戦争により、広大だった国土がほぼ壊滅した過去をもつ。実父である先代魔王は討たれ、残された精鋭たちと共に強力な転移魔術で王都ごと退避したことで人間界では暫く「魔族国は滅び去った」と認識された。しかし実際には遥か離れた土地で再興を目指し、新たな魔族の都を築くこととなった。未だ先代時代の栄華には遠く及ばないものの、彼の軍政と知識の両輪によって数百年のうちに勢力を蓄えつつあり、再び人間界への脅威となり始めている。
【弱体化】
勇者と共に異世界へと飛ばされた際に謎の原理によって魔力の一切を奪われ、翼や角を失い耳も短くなって人間と殆ど変わらない姿となる。元々ラグナ含む人型魔族の扱う数々の魔術の中に「人間に擬態する」内容も含まれていたが、それは魔力を放出したり蓄えるような出現方法ではなく、逆に極限まで魔力を抑えることで魔族としての特性が薄まって実質的に人間化するという付属的な効果であった。ラグナは人間側とは謀略や外交といった形での接触は望んでいないため、今まで自らの意思でこのような術を使うことはなかったものの、上記の事態が起こった結果皮肉にもこのような姿となった。屈辱的な現状ではあるが、極端に弱体化した上で魔族の見た目をしていれば却って目立って危険であり、無害な人間の姿に見えるのは逆に不幸中の幸いだろうと渋々受け入れている。
- 【備考】